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海外移住で実現するライフスタイル

皆さんは「海外移住」「海外で暮らす」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?華やかさ、かっこいい、憧れ。英語がペラペラで、外人と同じように立ち回って、スマートに仕事をしている。そんな勝手なイメージを持っていませんか?そういう人もいるとは思います。ただ、結局はどういうライフスタイルになるかは、その人がどういう暮らしを実現したいかによります。

海外に移住してみて、3年が過ぎました。何が想定通りで何が思惑と違ったか、検証してみたいと思います。また、「日本での生活」と「海外での生活」の違いを整理してみたいと思います。

 

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海外でのライフスタイルとは

 

 

違いがそれほどない部分

基本的な生活の要素は変わらない

海外で暮らすといっても、「朝起きて会社に行って働き、家に帰って夕食を食べ、家族団らんする、週末には買い物に行く」、などの基本的な生活の要素は変わりません。そのため慣れてくると思ったよりルーティンな生活サイクルだったりします。これは日本でも海外でも、"生活する"という普遍的なことは大して変わらないことを意味します。

そのため、海外に出て何かが劇的に変わったりバラ色なったりすることを想像したり夢見たりしていると、想像と違ったと思う人もいるかもしれません。ただ今までの自分がいてその上の積み上げですから、急に何かのスキルが急激に変わったりするわけではありません。スポーツや音楽も日々の練習の積み重ねが大事なように、英語も移住したから急にしゃべれるようになるわけではなく、日々努力してちょっとずつ上がっていくというのが現実です。

都市部に住んでいますので、いわゆる都会の暮らしという意味では日本と大差ありません。東京・大阪と比べて、シドニー・メルボルンのCBDはほとんど同じレベルです。オフィスから出てランチに行く、カフェに行く、銀行や本屋に行く。同じです。

 

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違う部分

ワークライフバランス

大きく違う部分は、ワークライフバランスの考え方でしょうか。オーストラリアではサービス残業という考え方はなく、基本的に定時(5:30pm)になったら、みんな帰ります。自分の人生の中でWorkはあくまでいくつかの構成要素の1つでしかなく、家族やプライベートを大事にし、優先します。例えば、誕生日だから、家族の大事なイベントだから、という理由で、有休を取って休むのは普通です。日本だとちょっと周りを気にしてあまり大きな声ではいえなかったり、仕事の都合を気にして取れなかったり・・などあると思いますが、オーストラリアでは時にはプライベート優先で、仕事は休みから戻ってきたらやる、ぐらいの感覚です。

オーストラリアに来てからは、平日家に帰って大体8-10時、11時ぐらいまで自分の時間が持てるようになりました。勉強したり、家族団らんしたり、片付けしたり、TVを見たり本を読んだり・・。かなり自分の時間が持てるようになり、週末とあわせるとプライベートの比重が増したとい感覚です。日本にいた時はそういう時間も家で仕事をしてしまったりしていましたが、こちらではほぼそういうこともありません。

 

サービスレベル

大きく違うなと思うのは、サービスレベルです。日本はいわゆるサービス提供レベルが非常に高く、お客様は満足してサービス提供を受けるのが一般的です。が、オーストラリアでは、自分が間違えても客側が間違って伝えたと言い張ったり、サポートセンターに電話しても部署間でたらいまわしになったり、ガスやインターネットなどのサービス提供でエラーが「あるので直して」と依頼しても、対応したと適当なことを言い実際は対応できてなかった、などなど、顧客に満足なサービスを提供するという意識が非常に希薄です。

これは、海外では自分の部署/役割(Responsibility・role)に忠実なことが一般的であり、部署をまたいだ対応になった瞬間に、自分の責任から離れ、他の人の対応・責任になるため、責任意識が希薄になるということと関係しています。もちろんきちんとしたプロフェッショナルやマネージャーレベルではそんなことはないのですが、スタッフレベルだとどうしてもその場しのぎの対応をされることもままあります。

その点、日本のサービス提供力は優れています。海外在住者では、「日本のサービスは素晴らしい」という意見と「サービス過剰だ」という意見と両方出ることが多いですが、どちらも当てはまっていると思います。お客様が神様とばかりに馬鹿丁寧な対応や過剰な対応は不要だと思います。ただ、カスタマーを不快にさせない対応、丁寧な対応というのが、社会通念として常識になっているというのは、やはり日本の良さだと思います。

 

仕事の後はまっすぐ家に帰る

1つ目と関連しますが、いわゆる仕事後の飲み会/食事会みないなものは劇的に減ります。もちろんゼロではないですが、基本的に仕事が終わったら、家に帰るのが当たり前であり、会社で何かイベントがあると、定時後ではなくランチタイムにやることも多かったりします。

日本では残業してその後飲みに行っていたりなどの生活も結構当たり前だったのですが、そこと比較すると、5時半6時に会社を出て、7時台に家に居て家族と一緒に晩御飯を食べているというのは奇跡に近かったりします。

 

職住接近

職住接近のケースが多いです。私は日本と同じぐらいの通勤時間(1時間ぐらい)をかけていますが、知り合いの多くは、30分以内、中には会社まで歩いていっている人もいます。バイク(=自転車)で会社に来ている人もいます。

日本は東京でも大阪でも、街の構造として、大きなターミナル駅があって、すぐ近く何駅か離れたところにもまた大きな駅があり、と多重的に連なっている構造をしています。また東京駅/大手町、品川、新宿、渋谷など、AUSでいうCBD的な場所がいくつもあります。

しかし、オーストラリアではシドニー、メルボルンでもそれぞれCBD(Central Business District:街の中心街)は1つですし、そこを離れると、CBDに匹敵するぐらい発展しているところはなく、住宅街が多かったりします。そのため、CBDから数駅のところに住んでいる人も多いです。日本でいえば、山手線に住んでいるとか、中野に住んでて新宿に通う、下北沢に住んでいて渋谷に通う、ぐらいがゴロゴロいるという感じです。もちろん町田から新宿に通っている、ぐらいの感覚で暮らしている人も、オーストラリアにも一杯います。

ちなみに、オーストラリアでは満員電車は基本的にあまりないです。多少混んでいるなと感じる時もありますが、それも日本でいえば、日中の電車の混み具合で、立っている人が多少いる、ぐらいな感覚です。ただシドニーとメルボルンでは違うようで、メルボルンでは、こちらの生活に慣れてしまったからか、混んでるなと感じるケースもあります。

 

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まとめ

最後に少しまとめとして、ポイントを整理したいと思います。

いろんな生き方があるということ

海外生活に正解はありません。過去、日本で典型的なモデルだった、「良い大学から良い会社に入り、出世して、定年して・・」といういわゆるレールのような、こうやって上っていくというものはありません。本当に人それぞれで、置かれている環境も違えば、目指しているところも違います。(逆に日本的なしがらみから離れたい人が多いのが現状なので、そういう結果になっているのかもしれませんが。)

ワーホリ、ビジネスビザ、駐在・・・、英語ができないから勉強したい人、家族と一緒にいたいから暮らす人、仕事で一旗あげたい人、リタイア/セミリタイアでのんびり暮らしたい人・・・。

元々英語の地力があるならばある程度暮らすのに不自由はないだろうし、逆に英語を勉強しようと思っている人はつらい日々を送っているかもしれません。また、思っていたのと違う環境/実態で、こんなはずじゃなかったとか、もっとこうしたいという思いを抱いて暮らしている人もいます。

一方、暮し始めてしまえば、どこで暮らしても大して差がないことにも気づくでしょう。憧れだけでは生活はできません。学生でも社会人でも、何らかの収入を得て、家賃を払い、食事をしたり、買い物したりというのは、日本でも海外でも大差はないのです。

 

何をしたいか、どうなりたいかが大事

一方で、大事なことは、「数年後になりたい自分」を想定できているかどうかということ。そして、そこに向けて自己投資や努力をしているかどうかということ、です。

海外で暮らし始めるためには、既にある程度の努力をしてきていると思います。ビザやIELTSや、大学探し/会社探しなどがそれにあたります。多大な労力が必要なため、そこがゴールになりやすいと思いますが、あくまでスタートに立ったのにすぎません。そこから次のポイントに向けて、どうもう一度頑張れるか、踏ん張れるかが肝になります。数年後にようやくある程度思い描いていたような暮らしをできたとしたら、それはそういうイメージをきちんと持っていたからであり、そこに対して、きちんと一つずつアクションを起こしていたからです。逆に日本にいても同じで、どうなりたいかを考え、それを実現するために一歩ずつ進んでいくしかないのだと思うのです。憧れだけでは生活できません。海外で生活するというのは、辛いこともあれば、乗り越えた喜びもあり、ジェットコースターのようなものだと思うのです。

 

もし今日本にいて、海外で生活してみたい!と考えている方には、憧れだけでなく、そこで何を実現したいか、なぜ海外で暮らしたいと思うのかを整理してみることをお勧めします。そして、今オーストラリアに住んでいる方には、来た時考えていた未来があるか、もしくは今後の目標に向かって、まだまだ努力しているかを改めて考えてみることをお勧めします。

 

 


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