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海外生活で必要な英語力とは?

 

海外で仕事をして生活をするには、どれぐらいの英語力があればよいのでしょうか?日本から海外へ行こうと計画している人にとってはとても興味があるところだと思います。

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1.イントロ

まず最初に世間一般で想像されている・言われていることを鵜呑みにするのは良くないということをお伝えしたいと思います。

 

1.英語力がまだまだだから海外へ行けない。英語力を上げてから海外へ行こうと思う。(そのために日本で勉強をしている。)

 

結論:日本で勉強していても英語力は大してあがりません。

これは勉強が無意味だと言っているわけではありません。出来るならするに越したことはないです。ただ効率が悪いのとポイントがずれやすいことが問題だと思います。

「効率が悪い」というのは、週に1回1時間程度英会話学校に行く or 毎日/週に何回かオンライン英会話をする。これは圧倒的にローカルの人たちが日常的に英語を使っている時間に比べて少ないです。それ以外の時間を、日本語を使って、日本語で考えている以上は、0よりはマシですが、もっと圧倒的に時間を使わないと劇的には伸びていかないと思います。自分が満足するレベルにいくには時間がかかってしまいます。

「ポイントがずれやすい」というのは、どうしても単語を覚えたり、文章を読んだり、と日本人が陥る英語学習になりがちだということ。海外で生活するとわかりますが、ネイティブが話していることを聞き(理解し)、英語で考え、英語で自分の思いを伝えるというリスニングやスピーキングの要素のほうがすごく重要になります。要はコミュニケーションが成り立つかどうかということ。これを日本の生活で効率よく行うのはなかなかまだハードルが高いのではないかと思います。

 

2.英語力を上げるために海外へ行こうと思う。海外で暮らしたら英語力は自然に上がるに違いない。

 

結論:海外に行っても、すぐ英語力が上がるわけではありません。

これは海外で置かれた環境によって違います。が、思ったよりは伸びないものです。海外でも日本人のコミュニティの近くにいたら日本語を使うし、電車・バスの移動中は日本同様1人で静かに乗っていることが多いし、単純労働作業に従事していたら難しいプレゼンをすることもありません。もちろん回りは英語に囲まれているし、ラジオやTVをつけたら自然に英語が入ります。なので、自分の心がけ次第のところがあります。

ただ、日々生活をしていくと、最初の熱量は沈静化し、段々と生活にも慣れてきて、日常化していきます。そうなると意識してインプットやアウトプットをしていかないと向上はしません。これは生活を送りながら、プラスアルファの勉強をどこまで出来るかということになります。ここを諦めたりさぼったりすると途端に向上は難しくなります。みんな人間ですので、なかなか毎日は難しかったりします。また毎日トライしていて、目に見える結果が現れてこないと段々惰性に流されていきます。なので、そう簡単には海外に行ったから上がるというものでもないのです。

 

3.私の英語力は日常会話程度なんです。

 

結論:仕事の英語より日常会話のほうが難しい。

これも海外生活者はよく反論していますが、日本にいるとなかなか伝わり図らい事項です。実は仕事のほうがある意味テンプレート化しやすかったりするのです(職種にもよりますが)。

例えば、今月の売上はこうです、コストがこうなっています、あなたの予約番号はこれで、この数量で発注します、プロジェクトのスケジュールはこうです、approveお願いします、etc。ビジネスサイドのほうが日本語の環境に外来語がそのまま使われることも多いため、比較的ビジネスで日常で使っている言葉がそのまま通用したりもします(例えばdiversityとかcomplianceとか)。

一方、お茶の間会話みたいな、トピックも決まっていないフリートークの会話では、何が出てくるかわかりません。政治の話だったり、芸能人のゴシップだったり、あそこの店のあれはおいしいとか、社会的な事件の話だったりと、使われる用語がそれによって異なるのと、その内容もある程度知っていないと話についていけなかったりします。

日本人がいう日常会話程度というのは、観光旅行程度にプラスアルファされた程度ということだと思います。フランスやスペイン、イタリアに旅行に行こうと思ったら少しは現地の言葉・単語を覚えようとしたりしますよね? それと同程度ですが、日本人は英語だけは中学・高校の6年間はある程度勉強しているので、他の言語よりはもう少し知っているという程度なんだと思います。

 

2.本題

さて、前置きが長くなったのですが、本題に入りたいと思います。「海外で生活・仕事をする上で英語力がどれぐらいあればよいか?」 かなりざっくりとしたレベルに分けました。もちろん厳密にはこんな簡単ではなく、もっとバラエティがあって深いのですが、あえてわかりやすくするため、4段階程度に分けたいと思います。

 

スピーキングレベル

  1. 学校で習ったレベルはわかるが、それ以上は難しい。
  2. ある程度(半分程度)自分の言いたいこと/伝えたいことは話せる。が、同じ言い回しが多くなってしまったり、話す内容がテンプレート化している。ボキャブラリーは限られている。
  3. 考えて話せ、相手とコミュニケーション出来るレベル。日本語で考えてしゃべるのと同じように、考えながら単語が出てきて、つなげて話せる。きちんとした会話が成り立つ。
  4. 上記に加えて、議論やプレゼンが出来るレベル

 

リスニングレベル

  1. ゆっくり簡易な言葉でしゃべってもらうとわかる。シンプルなものはわかる。お店やレジなど決まった言い回しはわかる。
  2. ネイティブが話すレベルにある程度付いていける。ただ、単語や言い回しで一部わからないところもある。話す人によって理解できたり出来なかったりする。
  3. 誰と話しても大体わかる。日常的に困ることはない。ごくたまにわからないこともある。すごく難しい単語は知らないこともある。
  4. テレビ、ラジオ、新聞、会話等で困ることは特にない。

 

平均的な日本人のレベル感は2ぐらいかなと思います。ですので、住んだり働いたりするには、2.5~3ぐらいは欲しいところです。4は理想的ですね。最終的な目指すレベルは4だと思いますが、なかなかそこまでは一気には行けないので、段階を踏んでステップアップしていくしかないと思います。

また、話すネタによって、3だったり2だったりということになることもあるでしょう。例えば仕事の話は理解できるので3~4ぐらいだけど、日常生活や病院・医者とかになると1~2ぐらいしか伝えられない、とかということです。

 

レベル1や2でも住んでいる人はいますので、海外移住が無理かというと無理ではありません。ただし、レベル1や1から2の間だと就職に際して職種が限られてしまう恐れがあります。その人が移住に対してどういうイメージを持っているかで、移住後の生活が受け入れられるかられないかが変わります。

冒頭に話をした海外に住んだらすぐペラペラになる(上の尺度でいうと両方とも3のレベル程度)になる、というのは難しいですが、海外に身を置き、着実に勉強していけば、段々2から2.5のレベルになり、2.8ぐらいになり、3になって・・と英語力は上がっていくと思います。けれど、それでも時間と根気はかかります。

 

「海外で生活・仕事をする上で英語力がどれぐらいあればよいか?」という質問に対しては、結論としては、「レベル3ぐらいが望ましいが2ぐらいでも可能」というところでしょうか。

 

英語については、準備できるに越したことはないが、恐れすぎるのも良くない、というところだと思います。欧米人の言語は割りと英語に近かったりするらしく、学習が短期間で出来るというリサーチもあるようで、全く言語体系が違う日本語を母語としている我々には英語は大変ですが、あくまでツールの1つなので、その程度で捉えておくのがよいようです。

 

※ちなみに、オーストラリアは特に様々な国をルーツとしている人が多く住んでいるため、インド系の発音、中国系の発音、東南アジア系の人の話し方、ヨーロッパ系の人、オージーでも早口な人、丁寧に喋る人、ぼそぼそ喋る人、などなど本当に人それぞれの話し方で、英語が全然違います。日本でも、標準語、方言、早口/無口、等々ありますよね! それと同じです。なので大分慣れたつもりでもわかりにくいこともあります。

 


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