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シドニー・メルボルンの鉄道・トラム事情 ーまだまだ街は拡張するー

今回は、シドニー・メルボルンの鉄道・トラム事情について説明したいと思います。現在2010年代のパースを中心としたマイニングブームが終焉を迎えつつある中、オーストラリアの経済を牽引しているのは、公共事業・建設業になります。移民による人口流入が多く、シドニー・メルボルンとも街は拡大傾向にあります。住民へのアンケートでも社会インフラへの不満は高まりつつあり、リベラル・レイバーどちらにとっても、社会インフラへの投資は、都市部の活性化とともに、住民へのアピールにもなるとあって、積極的に推進しております。

 

 

シドニー

電車

NSW シドニーのTrain/ライトレールの路線図です。大きくは、ノース方面のT1系、パラマッタやblackstownなどの西方面、Liverpoolなどの南西へT2,T3、空港から南の方向にT4系と伸びています。
(出典: https://transportnsw.info/sydney-trains-network-map)



ライトレール

そしてこれはライトレール(路面電車)です。セントラルからPrymont、フィッシュマーケット訪問を通って、inner west方面へ行きます。
(出典 :https://transportnsw.info/sydney-lightrail-network-map)



メトロ

そして、現在いくつか計画中の新路線、路線延長です。1つ目地下鉄(Metro)です。下記の路線で建設中で、2020-23年頃完成を目指しているようですが、公共工事は延びがちですから、完成はいつになるんでしょうか。
(出典 :https://www.sydneymetro.info/map/sydney-metro-interactive-train-map, https://en.wikipedia.org/wiki/Sydney_Metro#/media/File:Scale_Map_of_Proposed_Sydney_Metro.svg)



新ライトレール

そして、ライトレールも新しい線South East路線を予定しているそうです。現在George stなどシティは工事中でかなり交通が規制されています。2017年から工事をはじめ、大分建設が進んできましたが、発注者(市)と工事会社・元請けとの3者間で工事の遅れやその賠償などでもめており、なかなか予定通り工事が進んでいないという話もあります。プロジェクトマネジメント的にはよろしくない状況ですね(笑)
(出典 : http://sydneylightrail.transport.nsw.gov.au/map)



その他

また、パラマッタからキャッスルヒルへの延線やマッコーリーパークからパラマッタへの延線なども計画・提案されたりと、ウェスタンシドニーを開発しようという機運が高まっています。
かつてはシティ周辺に人口が集中していましたが、もう1周り外側のエリアへシフトしつつあり、日本でも見られるように近郊住宅エリアから通勤してくる姿が珍しくありません。それでも、住宅価格高騰を受け住宅不足に陥っており、パラマッタや北西地域などの開発に力を入れたり、シドニーは西部に第二空港建設も予定されたりと、街全体が拡大傾向にあります。
(出典:https://www.smh.com.au/interactive/2016/sydney2026/chapter3.html)



10年後ぐらいには全く新しい姿のシドニーになっていることでしょう。


メルボルン

電車

一方メルボルンは、東部、南東部、北部、西部と電車が伸びています。北部は空港へつながる方面(空港の近くまでで、直接降りれる駅はないのですが)、西部はLilydaleへの方向、南東部はSt.Kildaやその先へ延びています。また、2016年には1年限定で公共交通機関を週末24時間運行をしたり、色々新しいサービスへの取り組みもしているようです。
(出典 : https://static.ptv.vic.gov.au/PDFs/Maps/Network-maps/1535090671/PTV_MetropolitanTrainNetworkMap_August2018.pdf)



トラム

メルボルンはTramが充実しており、色々な所へ行くことができます。が、路線は複雑なので、乗る前には十分注意して乗りましょうね。また電車に比べると同じようなところへ行くのにも多少時間がかかります。CBD内はフリーゾーンとなっており、ただで乗れます。が、CBDを外れると通常通り有料ですので、区間によって注意しないといけません。
(出典 :https://static.ptv.vic.gov.au/Maps/1493356745/PTV_Tram-Network-Map_2017.pdf)



メトロ

現在2025年開設を目指して新しメトロトンネルというラインと5つの新駅を開発しています。これは今のシティループの真ん中を突っ切る形で南北にラインを敷設し、EastとWestのサバーブの連携をよりスムーズにするためのものです。あわせて5つ駅が新しくできますが、フリンダースの近くにはTown Hall駅が、メルボルンセントラルの近くにはState Library駅ができるようです。
(出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Metro_Tunnel#/media/File:Melbourne_Metro_Rail_Tunnel_route_map.svg)



(出典:http://metrotunnel.u-c.com.au/iMapV5/index.html)

 

空港ライン

現在空港へは電車では直接行けず、Skybusで行くか、タクシーというのが一般的になっています。電車で行けないのは不便という声はずっとあるのですが、一部ではタクシー業界が反対しているという噂もあり、なかなか実現できておりません。下記は2013年に発表されたプランで、タラマリン空港へのLinkについて5つのオプションを比較して、計画推進することになっていました。今年2018年7月に、2022年までには計画を開始するように準備しているという報道がされました。完成は・・・一体いつになるのでしょうか。
(出典:https://static.ptv.vic.gov.au/siteassets/PTV/PTV%20docs/Feasibility-Studies/Melbourne-Airport-Rail-Link-Study-Overview-brochure.pdf)

 

新ライン

一方で、別のラインの計画も2018年8月に明らかになっています。こちらも2022年までにはスタートし、12の新駅を設置する予定です。Eastern Suburbに住んでいる方にとっては、便利になるかもしれません。東京でいうと、南武線や横浜線みたいな位置づけでしょうか。
(出典:https://www.abc.net.au/news/2018-08-28/melbourne-suburban-train-loop-promised-by-labor/10172184)




いかがだったでしょうか。シドニーは外側の近郊住宅エリアをさらに開発して街を大きくしようとしている印象で、メルボルンは、街のサイズはある程度変わらず、その中のインフラを改善しようとしている、という印象です。

ただ、いずれもまだまだ人口は増えていく傾向にありますので、人口密度緩和のために郊外地域を開発していく流れは変わらないかと思います。



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