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オーストラリア永住権取得の典型的なパターン紹介

オーストラリアに短期でも住んでいると、このまま長く住んでいたいと思うことが多いです。そうなると必ずビザをどうするか?という問題になります。

今回は、永住VISAを取得してきた人の経緯を整理して、それをパターン別に分類します。その際に関係するVISAのタイプについて概要を整理していきます。大きくは、学生で来てその後永住権を取るか、ワーホリで来て永住権を取るか、いきなり永住権を取るか、それ以外か、という4つぐらいに大別されます。

 

 

 

 

学生ビザ → 短期卒業ビザ → 永住権

大学もしくは大学院に留学して卒業すると、1年半または2-4年の滞在・労働が認められるビザが取得可能です。その後、その後就労/永住の道を選ぶというケースが多いです。

まず、学生ビザで滞在する場合ですが、週20時間までの就労が可能です。また配偶者も同様です。かつ、アプリカントが大学院生の場合、配偶者は制限なく働くことが可能です。アプリカントが18歳未満の場合、親もしくは保護者1名がガーディアンビザという保護者ビザで滞在可能ですが、就労は出来ません。

大学を卒業すると、Temporary Graduate VISA(subclass:485)という枠組みがあり、graduate work streamか、post-study work streamという2つのstreamが適用可能です。前者の場合は18か月(1年半)、後者の場合は2-4年までとなります。(大学院、博士課程の場合は3-4年になります。)
IELTS each band6.0が必要で、スポンサー企業などは不要です。また、前者の場合はSOL(Skilled Occupation List)に記載されている必要があります。

ただし、このビザは期間限定ですので、ビザが有効な間に、PRなど他のビザを取得する必要があります。



ワーホリ → セカンドワーホリ → ENS/RSMS

ワーキングホリデービザ(subclass:417)は18歳から30歳まで取得可能です。通常1年間のビザ有効期限で、6か月までの就労、4か月までの就学が可能です。なお、地方などの指定地域で季節労働を3カ月行うと、ビザ期限が2年に延長されます。(セカンドワーホリ)
なお、35歳までの上限の引き上げが検討されており、カナダ人とアイルランド人は既に上限は上がりました。日本についてはまだ調整中のようです。

人にもよりますが、ワーホリ期間が終了する前に、まだオーストラリアに留まっていたいと思う方は、ENS/RSMSを取得することが多いです。ワーホリで働いていた雇用主にスポンサードしてもらうことが多いようです。ENS(subclass:186)はEmployer Nomination Scheme、RSMS(subclass:187)はRegional Sponsored Migration Schemeの略で、雇用主にスポンサーしてもらうビザです。2012年に改正され、50歳未満でIELTS each band 6.0が必要になりました。RSMSは今まではIELTS overall4.5でよかったので比較的取得が容易だったのですが、ハードルがあがってしまいました。

ちなみに、雇用主にスポンサーしてもらう場合、ENS/RSMSではなく、かつては、短期間用の就労ビザ(subclass:457)を取得することも多かったと思います。ただ、就労ビザ(subclass:457)は、2017年に廃止になり、代わりにTemporary Skills Shortage Visa (TSS)(subclass:482)というビザが創設されました。役割はほぼ同じですが、よりshortageしているポジションに絞ってビザを出すという考え方になり、最低賃金が決められるなど、以前に比べてWorkビザを発行するのがかなり難しくなっています。


技術独立ビザ

学生やワーホリで現地にいなくても、オーストラリア国外からいきなり永住権を取得可能なのが、技術独立ビザと呼ばれるものです。これは、Skilled Independent VISAというもので、年齢や職歴、学歴に応じてポイント計算され、一定以上のポイントに達するとビザ申請可能になります。

2011年に制度が大きく変わり、それまで120点必要だったものが60点取得で申請可能になりました。但し、これは計算方法が大きく変わったため、取得が容易になったわけではなく、実質はハードルが上がっています。2011年時は65点でしたが、その後引き下げて、ここ5-6年はずっと60ポイントだったのですが、2018年にまた65ポイントに上がりました。

通常の技術独立ビザ(subclass:189)に加えて、ポイントが不足している場合は州スポンサー5点を加点したスポンサー付き技術ビザ(subclass:190)が可能です。この場合は、2年間その州に住むことが必要です。 

地方スポンサー暫定ビザ(subclass:489)の場合は4年間の暫定ビザが発行されます。この場合は、各州の中でも人口が少ない地域など州が発展を促したい地域に住むことでスポンサーを受けられるもので、10点のポイントが加算されます。4年間の間に一定期間以上の就労・居住が求められます。その後、正式な永住権への切り替えが可能になります。

3つのビザタイプに共通ですが、申請のプロセスとしては、大まかに2つないしは3つに分かれます。まず自分が該当する職業の統括団体でのSkill Assessmentが必要になります。これが第一段階です。Skill Assessmentが終了すると、skill selectにてEOI(Expression Of Interest)という仮申請を行います。189の場合は、順次移民局からinvitationが発行されますので、必要書類を提出し、査定後問題がなければ、ビザが発行されます。このEOI以降のプロセスが第2ステップになります。190や489の場合は、EOI後州・地方スポンサーを取得するプロセスが加わります。


就労ビザ → 永住権

以前に比べてハードルがあがったのが、就労ビザです。Temporary Skills Shortage Visa (TSS)(subclass:482)は、short termかmedium termかで2年間か4年間かが変わってきます。以前は駐在などでオーストラリアに来て、その良さのためにもっと長くいたいと思うようになり、会社を辞めて、そのまま永住するという方がそれなりにいたように思います(もちろん大半は予定期間を終えて、日本へ帰国する方が大半でしょうが)。

が、2017年に従来の就労ビザが廃止され、代わりにTSSビザになり、先ほど書いたように、最低賃金が決められたことにより、気軽にWorkビザのスポンサーをするということが難しくなりました。日本から派遣されるような場合は必要なのでスポンサーするでしょうが、現地でスポンサーする場合は、その職種での2年以上の職務経験や賃金保障、職業リストに掲載があることなどが条件になります。

以前はWorkビザで2年が経過すると永住権が申請できましたが、今回のTSSではShort termの場合は1回限りで永住権への切り替えはなし、Medium termの場合は3年経過後に永住権への切り替え申請が可能になります。


投資ビザ

2012年1月に改正がありました。ビジネス・タレント(subclass:132)、ビジネス革新・投資(一時:subclass:188、永住:subclass:888)の3種類あり、132、188ともskill selectにてEOIを申請する必要があり、一定以上のビジネス経歴や資産が要求されます。また、188ではイノベーション・ポイント・テストと呼ばれる、ポイントテストで一定以上の点数を確保している必要があります。888については、188を先に取得していることが条件となっており、さらに追加条件を満たした場合、取得可能です。


リタイアビザ

55歳以上で扶養義務の子どもがいない場合はリタイアメントビザ(subclass:405)が取得可能ですが、一定以上の資産や投資が可能なことが条件になっています。ただ、このビザは廃止が決定されました。


 


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